2015/05/07

Taskerを使おう(9) Nexus9の周辺光データ取得について

 前のTaskerの記事でNexus9の周辺光取得がうまくいかないと書いていましたが、あれからいろいろとやってみたところ、一応解決したので書き込んでおきます。

 原因はディスプレイの明るさの自動調節をオフにしていたことのようです。
 オフにしていると、周辺光を測定するアプリも立ち上げて暫くしてからでないと測定してくれませんでした。たぶん自動調節でないと測定する必要が無いと判断し、ディープスリープになっているのだと思われます。

 自動調節をONにしたところ、画面が表示されるとTaskerの明るさ調整も無事動きました。
 
 ただし、自動調節ONにしないといけないので、現在のTaskは下記のとおりとなっています。

Profile: 画面on (13) ←プロファイル名です
Event: Display On ←画面が点灯した時という条件です

Enter: 明るさ調整 (34) ←タスク名です
A1: Wait [ MS:0 Seconds:2 Minutes:0 Hours:0 Days:0 ] ←センサーが取得する時間として2秒Waitをかけています 
A2: If [ %LIGHT < 2 ] ←照度センサーが2以下の時
A3: Screen Filter [ Configuration:28.9% Soft-keys On Package:com.haxor Name:Screen Filter Timeout (Seconds):0 ]  ←Screen Filterを使って現在の輝度の28.9%になるようにしています
A4: Else  ←A2以外の時(照度センサーが2以上の時)
A5: Screen Filter [ Configuration:100.0% Soft-keys On Package:com.haxor Name:Screen Filter Timeout (Seconds):0 ]  ←Screen Filterの値を100%にします(Screen Filterが停止します)
A6: End If  ←条件式を終了します。
A7: Zooper Widget Pro Variable [ Configuration:#Tlight# = %LIGHT Package:org.zooper.zwpro Name:Zooper Widget Pro Variable Timeout (Seconds):0 ]  ←Zooper Widgetに照度センサーの値を渡しています
A8: Flash [ Text:%BRIGHT Long:Off ]  ←画面の輝度をトーストします

 前と違って自動的に明るさが切り替わってしまうので、余計なものはすべてはずし、周辺が暗い時だけ輝度を下げることにしました。
 その輝度もあまり下げると見難くなることがあるため、割と高めに設定してあります。

 Android端末はそれぞれ個性があるので、じっくりと調べながらTaskerの設定を作りこんでいく必要があります。
 こうやって書いているサンプルもあくまでサンプルなので、自分の環境に落とし込んだときに最適な動きをするようカスタマイズしてください。